上杉謙信と剣を交え、己の力を高めた島津。 勝負の後に謙信と酒を酌み交わし 春日山を後にしたのであった。 さらに諸国行脚を続けるうちに 鬼を名乗る強い海賊がいあるとの噂を 聞きつけた島津は、手合わせの為 四国の地を訪れたのであった。 |
島津義弘 |
「さぁ、鬼の称号をかけて勝負すっぞ!」 |
島津義弘 |
さあ西海の鬼の力、とくと見せてもらうど |
長曾我部元親 |
野郎共、島津は強ぇぜ…気を締めてかかれ |
島津義弘 |
からくりなしで来んか、こん腰抜けがーッ! |
長曾我部元親 |
はっは!これが俺流の戦よ! |
島津義弘 |
ぐはは!西海の兵は確かに強いのう! じゃが、オイはもっと強か! |
長曾我部元親 |
チィッ、腕に覚えのないモンは引け! お前らのかなう相手じゃねぇッ! |
長曾我部元親 |
はっは!鬼の字は俺だけで十分だぜ |
島津義弘 |
そげん程度で鬼を名乗るとは片腹痛いわ! |
島津義弘 |
こげな兵器がなんぼのもんじゃい! 最後にものを言うんは、己の腕よ! |
島津義弘 |
示現流の極意、たっぷりと味わうがよか! |
長曾我部元親 |
へッ、こっちは荒海にもまれた海賊流よ! |
長曾我部元親 |
俺に続け、海風どもッ! |
島津義弘 |
ぬるかぁ!まとめてぶっ散らばしたる |
長曾我部元親 |
ちいッ…砂ぼこりが目にしみるぜ |
鬼の称号をかけた手合わせに勝利した島津は 長曾我部元親と再戦を約束し、 四国の地を離れた。 さらなる行脚の途中(後略) |
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