いつき/第三章




明智光秀に一人の人間として扱われず
心に深い傷を負ったいつきであったが、
それでも戦うことを
やめようとはしなかった。
次に向かった先は、勝ちを得るためだけに
多くの農村を焼き払ったという
非情な策略家・毛利元就の居城、
高松城であった。


いつき 「おらは負けられねぇ。
 まだまだ悪いおさむらいはいっぱい居るだ!」



高松城
いつき 戦で勝つために、平気で村さ焼くおさむらいだ
毛利元就 下衆共が我に挑むか…身の程知らずめ
いつき ひでえおさむらい!なして村を焼くだ!
毛利元就 知れたこと、火計には燃えぐさが必要
毛利元就 農民もかように騒ぐ気力があるのか…
では、さらなる兵糧を徴収するとしよう
毛利元就 下衆共が我に刃向かうとは不届千万



毛利元就戦
いつき 苦しむ農民のことも少しは考えてけろ!
毛利元就 我が思考するは戦の勝利のみ
下衆共の末路を考える余地などないわ
いつき おめえさんには血も涙もねえだか?
毛利元就 そのようなもの、戦には不要なり
いつき こんなことしてると おてんとさんも怒るべ!
毛利元就 下衆が…!軽々しく日輪を語るか!
いつき おてんとさんは、たくさんの実りをくれるだ
田んぼを焼いたりはしねえだよ!
毛利元就 農民など手駒にもならぬわ



おまけ 第四章冒頭
戦いに勝利したいつきであったが、
農民の事など考える余地は無いという
毛利元就の言葉に深く傷つき、
しばらく立ち直ることができなかった。
しかし、悪い侍は全て倒すという決意を(後略)


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